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 かんぴょうとは
■かんぴょうとは
  ウリ科のつる性1年草。アフリカ・アジアの熱帯地方原産。夕顔になった果実の果肉をひも状に剥いて乾燥させた物。栃木県のかんぴょうは、全国生産量の90%を占め、代表的な特産物になっております。栄養的にもバランスがとれている食物で、カルシウム・カリウム・リン・鉄分などが多く含まれております。最近では、
食物繊維も豊富な事から注目されており、便秘や夏バテ防止などにも良いと言われております。
 
 かんぴょうの歴史
■日本への伝来
  かんぴょうの歴史は古く、日本への伝来には神功皇后が朝鮮から戻って、産着(うぶぎ)を木津(きず)の地に埋めた際、その産着に夕顔の種がついていて、翌年に夕顔(ふくべ)の新芽が出たという。いわゆる朝鮮からの渡来説が一般的である。そしてこの木津とは、滋賀県の木津村が発祥の地となっている。また、広島の東海道五十三次の「水口」の絵画には、かんぴょうを干している場面が見られる。
 
■栃木県への導入
  栃木県にかんぴょうが導入されたのは、正徳2年6月(1711年頃)江州水口城主の鳥居伊賀守多忠英公が幕府命により壬生(みぶ)城主に命じられ、この壬生の領地が生産性があまりにも低く、生産物があまりにも少ない事により、かんぴょうの種を旧領地の木津村から取り寄せて、壬生の藤井村にまいたところ成功を収めた。 これが栃木県におけるかんぴょうの始まりである。今から約290年余前の事である。この時以来、栃木のかんぴょうとして、現在に至っている。
 
■かんぴょうと栃木県の風土
  かんぴょうが栃木県に定着して育った原因として気候風土に起因するところも多い。黒色の火山灰土、いわゆる関東ローム層の土壌が排水が良く、軽い土を好むかんぴょうの根の発育には何より適していた。また、気象条件として日光那須連山より発生する雷が午後になって雷雨を降らせ、炎熱の地表を冷し暑さに弱い根の伸びを良くし、水分は実(ふくべ)を太らせ炎暑のなかで育つかんぴょうにとって恵みの雨であった。いわゆる土壌・気候・気象条件ともにかんぴょうに適していた。


◆かんぴょうの成分表   (五訂日本食品標準成分表・栃木県保健衛生事業団検査)
エネルギー 261kcal 無機質 リン 140mg
タンパク質 7.1g 2.9mg
脂質 0.2g カリウム 1800mg
糖質 37.8g ビタミン B・2 0.04mg
ナトリウム 3mg B・6 0.04mg
食物繊維 30.1g ナイアシン 2.7mg
無機質 カルシウム (漂白)250mg 葉酸 99ug
パントテン酸 1.75mg
(無漂白)375mg 水分 19.8g
 
◆食物繊維量の比較表   (日本食品食物繊維成分表) 
野菜名 総食物繊維(g/100g)
かんぴょう 30.1
ごぼう 8.5
ブロッコリー 4.8
ほうれんそう 3.5
春菊 3.2
にんじん 2.4
切干大根 20.3
 
◆野菜類のミネラル量の比較   (四訂日本食品標準成分表及び日本食品無機質成分表) 
野菜名 カルシウム リン ナトリウム カリウム
かんぴょう 250 140 2.9 3 1,800
ごぼう 49 60 0.8 6 330
ブロッコリー 49 120 1.9 6 530
ほうれんそう 55 60 3.7 21 740
春菊 90 47 1.9 50 610
にんじん 39 36 0.8 26 400
大根 30 22 0.3 14 240